目指せ!電気主任技術者~解説ノート~

第一種電気主任技術者の免状保有者がまとめた電気主任技術者試験の解説ノートです。

2024年2月「目指せ!電気主任技術者~解説ノート~」人気ページランキング

2024年2月1日~29日における「目指せ!電気主任技術者~解説ノート~」の人気ページランキングを掲載する。

このランキングでは,Google Search Console で取得したデータを用いて,クリック数が多いページ(すなわち Google からの流入が多いページ)を人気ページとして取り扱っています。

2024年2月の人気ページランキング

2024年2月のクリック数の合計は 5033(1 日平均 173.6),表示回数の合計は 73281(1 日平均 2526.9)でした。

以下に人気ページランキングを示します。合わせて,クリック数 / 表示回数(CTR)を表示しています。

第 1 位は前月に引き続き,「電力系統の短絡容量」です。クリック数は 455 と前月の 456 から横ばいです。

第 2 位も前月に引き続き,「電力系統の中性点接地の目的と方式」です。

参考文献

masassiah.xyz

2024年1月「目指せ!電気主任技術者~解説ノート~」人気ページランキング

2024年1月1日~31日における「目指せ!電気主任技術者~解説ノート~」の人気ページランキングを掲載する。

Google Search Console で取得したデータを用いて,クリック数が多いページ(すなわち Google からの流入が多いページ)を人気ページとして取り扱っています。

2024年2月9日現在,「目指せ!電気主任技術者~解説ノート~」のアクセス元サイトは,Google が 47 % を占めています。

以下,Bing が 35 %,Yahoo! 検索が 11 % となっている。

2024年1月の人気ページランキング

2024年1月のクリック数の合計は 5405(1 日平均 174.4),表示回数の合計は 82436(1 日平均 2659.2)でした。

以下に人気ページランキングを示します。合わせて,クリック数 / 表示回数(CTR)を表示しています。

第 1 位と第 2 位は人気が安定しています。

2024年1月,どこかの架空送電線路へ雷害があったためか,「架空送電線路の雷害対策」が第 10 位にランクインしています。

参考文献

masassiah.xyz

【祝】300 000 PV 達成「目指せ!電気主任技術者~解説ノート~」

2024年1月8日,「目指せ!電気主任技術者~解説ノート」は 300 000 PV に到達しました。

2019年9月~現在までの PV 数,投稿数の推移を示します。

  • 2021年9月以降,PV は順調に増加
  • 2022年11月頃から,投稿数は低迷(新規の記事作成は行っていませんが,既存記事のメンテナンスを続けています。)

図 PV 数と投稿数の推移

図 PV 数と投稿数の推移

なお,現時点の投稿数,読者数は以下のとおりです。

  • 398 投稿(今回の投稿は 399 投稿目)
  • 36 読者
  • 51 スター

また,最近のアクセス傾向(2024年1月8日確認)によると,アクセス元サイトの内訳は以下のとおりです。

Google からのアクセスが半数以上を占めています。先日,Google Search Console のデータを分析しましたが,アクセス増加に向けてはページの改良を続けていきたいと思います。

  • Google 52 %
  • Bing 25 %
  • Yahoo!検索 14 %
  • masassiah.web.fc.com 3 %
  • hatenablog-parts.com 2 % 

次は,400 000 PV を目指し,「目指せ!電気主任技術者~解説ノート~」の運用を続けていきますので,今後ともよろしくお願いします。

目指せ!電気主任技術者~解説ノート~ の 2023 年アクセス解析

2022 年に引き続き,「目指せ!電気主任技術者~解説ノート~」のアクセス解析を行う。

アクセス解析には,Google Search Console より取得したデータを用いる。

electrical-engineer.hatenablog.jp

サマリー

2023 年のクリック数,表示回数は,2022 年に比べ約 2.7 倍。

  • 2023 年のクリック数 143 135(2022 年のクリック数 54 261 の 264 %)
  • 2023 年の表示回数 2 010 853(2022 年の表示回数 726 391 の 277 %)

日次の推移

2022年1月1日から2023年12月31日までのクリック数,表示回数,CTR,掲載順位の推移を示す。

Google Search Console より取得した日次のデータは青線,7 日間移動平均は赤線,28 日移動平均は緑線で示す。

クリック数の推移

クリック数の推移を示す。2023年7月頃をピークに,クリック数は減少傾向が続いている。

2023 年は 13 件しか新規の記事を投稿していないためと考えられる。

クリック数が最大となったのは,2023年6月11日で 755 クリックであった。

図 クリック数の推移

図 クリック数の推移

表示回数の推移

表示回数の推移を示す。表示回数においても 2023 年 7 月より減少を始め,10 月に一旦持ち直すが,それ以降は急速に減少していることがわかる。

表示回数が最大となったのは,2023年7月11日で 10 401 回であった。

図 表示回数の推移

図 表示回数の推移

CTR の推移

CTR の推移を示す。CTR は 5 ~ 10 の間を推移しているが,2023 年 10 月以降は,5 に近づいていることがわかる。

CTR が最大となったは,2023年8月18日で 10.9 % であった。

図 CTR の推移

図 CTR の推移

掲載順位の推移

掲載順位の推移を示す。掲載順位は 10 ~ 15 位で推移していたが,2023 年の後半は,7 日移動平均,28 日移動平均でも 15 位を下回るようになった。

掲載順位が最小となったのは,2023年8月18日で 9.74 位であった。

図 掲載順位の推移

図 掲載順位の推移

パレート図

クリック数,表示回数のパレート図を示す。なお,パレート図では,クリック数が 10 未満のページは除外している。これにより 1 回でも表示された 848 ページを 319 ページに絞っている。

クリック数のパレート図

クリック数(N = 143 326)のパレート図を示す。クリック数は上位 2 ページが,3 位のページの 2 倍以上のクリック数となっている。

図 クリック数のパレート図

図 クリック数のパレート図

なお,クリック数のトップ 10 ページは以下のとおり。

2022 年に引き続きトップ 10 にランクインしたページは,6 ページある。これら 6 ページは,いずれもクリック数が増加している。

トップ 10 のページの合計クリック数 43 551 は,全体のクリック数 143 326 の 30.4 % を占めている。

表示回数のパレート図

表示回数(N = 2 232 642)のパレート図を示す。

全体の表示回数の 80 % を占めるページは,2022 年は上位 70 ページだったのに対し,2023 年は上位 100 ページであった。

図 表示回数のパレート図

図 表示回数のパレート図

クリック数と表示回数の散布図

クリック数と表示回数の散布図を示す。

線形回帰直線付き散布図

線形単回帰分析を行い,線形回帰直線を合わせた散布図を示す。

相関係数は 0.698 であり,クリック数と表示回数には,強い相関があるといえる。

図 線形回帰直線付き散布図

図 線形回帰直線付き散布図

ヒストグラム付き散布図

クリック数と表示回数それぞれのヒストグラムを合わせて示す。

クリック数,表示回数ともに少ないページが多いことがわかる。

図 ヒストグラム付き散布図

図 ヒストグラム付き散布図

バブルチャート

横軸を CTR,縦軸を掲載順位として,クリック数,表示回数をバブルの大きさで表したバブルチャートを示す。

クリック数が上位 30 には,データラベルとしてクエリを付与する。

クリック数のバブルチャート

クリック数のバブルチャートを示す。

図 クリック数のバブルチャート

図 クリック数のバブルチャート

表示回数のバブルチャート

表示回数のバブルチャートを示す。

図 表示回数のバブルチャート

図 表示回数のバブルチャート

バイスの内訳

クリック,表示それぞれにおいて,デバイスの内訳を示す。

クリックにおけるデバイスの内訳

クリック(N = 143 135)におけるデバイスの内訳を円グラフで示す。

PC は 60.1 %(2022 年は 62.2 %),モバイルは 38.2 %(2022 年は 36.0 %)であり,その比率はほとんど変わらない。

図 クリックにおけるデバイスの内訳

図 クリックにおけるデバイスの内訳

表示におけるデバイスの内訳

表示(N = 2 010 859)におけるデバイスの内訳を円グラフで示す。

PC 55.7 %(2022 年は 57.3 %),モバイル 42.8 %(2022 年は 41.1 %)であり,その比率はほとんど変わらない。

図 表示におけるデバイスの内訳

図 表示におけるデバイスの内訳

参考文献

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更新履歴

  • 2024年1月3日 新規作成
  • 2024年1月4日 参考文献,タグを追加

「令和6年度第三種電気主任技術者試験に係る問題作成方針」を読む

令和5年12月1日,(一財)電気技術者試験センター 第三種電気主任技術者試験委員会より,「令和6年度第三種電気主任技術者試験に係る問題作成方針」が公表された。

令和5年度の問題作成方針との違いを中心に確認する。

なお,令和5年度第三種電気主任技術者試験に係る問題作成方針については,以下の記事にまとめている。

electrical-engineer.hatenablog.jp

理論科目

理論科目の内容は「電気理論,電子理論,電気計測及び電子計測」である。

理論科目の出題範囲は,以下のとおり。

電気に関する基本物性や計測技術に関する理解と分析力を問う。
電気磁気理論、電気回路理論、固体電子理論、真空電子理論、電子回路理論、電気・電子計測を出題範囲とする。

理論科目の出題範囲は,令和5年度と同じ内容である。

電力科目

電力科目の内容は「発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。) の設計及び運用並びに電気材料」である。

電力科目の出題範囲は,以下のとおり。

電気エネルギーの生産から流通までの技術的知識とその応用力を問う。
発変電・蓄電・送配電の各種電気工作物は我が国の国土上にネットワークとして広がり、生活と産業を維持する上で重要なインフラを形成している。これらの設計・建設・運転に関する技術の基礎的理解に関する出題を行うとともに、電気エネルギー供給面における安全確保と災害・事故対応、環境の保全再生可能エネルギー等の新技術への対応といった応用面等について問う。また、電気材料及び高電圧工学についても出題範囲とする。

電力科目の出題範囲は,「発変電・送配電」が「発変電・蓄電・送配電」に変更された。

電力科目の出題範囲見直しの背景(推察)

需給調整市場での活用や,再生可能エネルギーの電力市場への統合に伴う蓄電池の重要性を高まりを背景に,系統に直接接続する大型の系統用蓄電池の特性を活用した新たな事業が出現してきているところ,事業の位置づけをはじめとして,制度設計の検討が進められてきた。

電気設備に関する技術基準を定める省令」において,「蓄電所」が以下のように定められた。

「蓄電所」とは、構外から伝送される電力を構内に施設した電力貯蔵装置その他の電気工作物により貯蔵し、当該伝送された電力と同一の使用電圧及び周波数でさらに構外に伝送する所(同一の構内において発電設備、変電設備又は需要設備と電気的に接続されているものを除く。)をいう。

出題範囲の見直しがあったことから,蓄電所に関する対策は十分に行うべきと考える。

機械科目

機械科目の内容は「電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理」である。

機械科目の出題範囲は,以下のとおり。

電気エネルギーの利用、電気機器に関する技術的知識とその応用力を問う。
生活・産業の維持に電気は不可欠であり、これらの基本的要素となるパワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに情報伝送及び処理等について近年の技術の進歩を考慮しつつ問う。また、燃料電池などのクリーンエネルギーや太陽光発電などの再生可能エネルギーとその有効利用のためのバッテリーを含む,エネルギーマネージメントなどの基礎的知識についても出題範囲とする。

機械科目の出題範囲は,令和5年度と同じ内容である。

法規科目

法規科目の内容は「電気法規(保安に関するものに限る。)及び電気施設管理」である。

法規科目の出題範囲は,以下のとおり。

電気工作物とその保安について、計画・設計・建設・管理に必要な法令・技術基準等に関する知識、及びそれらに基づく的確な判断力を問う。
電気関係法令(電気事業法電気工事士法電気工事業法、電気用品安全法)、各種技術基準(電気設備技術基準、発電用風力設備技術基準、発電用太陽電池設備技術基準等)、及び技術的知識も踏まえた電気施設全体の運営について問う。また,電気工作物における我が国のサイバーセキュリティ対策についても出題範囲とする。

法規科目の出題範囲は,令和5年度と同じ内容である。

参考文献

低圧電路の絶縁監視

次の文章は,低圧電路の絶縁監視に関する記述である。

「電気設備技術基準」の規定により,原則的に,電路は大地から絶縁することとなっている。

高圧受電の自家用電気工作物の低圧電路については,その絶縁状態を監視する技術が実用化され,経済産業省の告示及び内規にもそれを使用した場合の点検頻度が規定されたことから,以降広く活用されている。

この低圧電路の絶縁監視技術の代表的な方式として,主変圧器の二次側低圧電路の B 種接地工事の接地線に流れる漏洩電流($I_0$)を検出することにより常時絶縁監視を可能とする $I_0$ 方式がある。

しかし,対地静電容量が大きい場合,対地静電容量による電流 $I_\text{0c}$ が大きくなり,電路に絶縁不良がなくとも,漏えい電流 $I_0$ が大きくなるという課題がある。

このため,漏洩電流($I_0$)のうち,絶縁抵抗による電流成分($I_\text{0r}$)のみを検出する $I_\text{0r}$ 方式も実用化されている。

なお,$I_0$ 方式も $I_\text{0r}$ 方式も,① 接地相の絶縁劣化が検出できない,② 複数の非接地相の漏洩電流が打ち消し合う場合に検出できない,という共通の課題がある。

これらの課題に対しては,$I_\text{gr}$ 方式という絶縁監視技術が開発されている。

これは,商用周波数に対して異なる周波数の監視電源電圧を B 種接地工事の接地線を介して加え,電路と対地間に流れる漏洩電流のうちから監視電源による電流($I_\text{g}$)を取り出し,さらに対地絶縁抵抗による電流成分($I_\text{gr}$)のみを検出する方式である。

参考文献

  • 令和5年度 第一種 電気主任技術者 一次試験 機械 問4「低圧電路の絶縁監視」

更新履歴

  • 2023年9月5日 新規作成
  • 2023年10月14日 カテゴリーを設定,タグを追加

地中電線路の施設

次の文章は,「電気設備技術基準」及び「電気設備技術基準の解釈」に基づく,地中電線路の施設に関する記述である。

地中電線路を施設する場合は,地中電線(地中電線路の電線をいう。)には,感電のおそれがないよう,使用電圧に応じた絶縁性能を有するケーブルを使用しなければならないとともに,以下によること。

地中電線路の施設方法

地中電線路は,管路式,暗きょ式又は直接埋設式により施設すること。

なお,管路式には電線共同溝(C. C. BOX)方式を,暗きょ式にはキャブ(電力,通信等のケーブルを収納するために道路下に設けるふた掛け式の U 字構造物)によるものを,それぞれ含むものとする。

毎日の生活に欠かせない電話,電気,ガス,上・下水道などのライフラインのうち,電話局間,変電所間,浄水場間等を結ぶ主要な幹線を収容する施設が共同溝である。主に車道の地下に設置され,内部にはライフラインの収容空間のほかに,人が入って維持点検などの管理作業を行うための空間や,換気設備,排水設備,照明設備などが確保されている。

共同溝を整備することにより,道路の掘り返し工事の防止,地震災害に強い首都圏づくり,ライフラインの安全性の確保,工事渋滞の軽減,環境の保全が図られる。

地中電線路を管路式により施設する場合

地中電線路を管路式により施設する場合にあっては,高圧又は特別高圧の地中電線路には,次により表示を施すこと。

ただし,需要場所に施設する高圧地中電線路であって,その長さが 15 m 以下のものにあってはこの限りでない。

  • 物件の名称,管理者名及び電圧(需要場所に施設する場合にあっては,物件の名称及び管理者名を除く。)を表示すること。
  • おおむね 2 m の間隔で表示すること。ただし,他人が立ち入らない場所又は当該電線路の位置が十分に認知できる場合は,この限りでない。

地中電線路を暗きょ式により施設する場合

地中電線路を暗きょ式により施設する場合にあたっては,防火措置として地中電線に耐燃措置を施す,又は暗きょ内に自動消火設備を施設すること。

地中電線路を直接埋設式により施設する場合

地中電線路を直接埋設式により施設する場合は,所定の技術的規定により施設する場合を除き,地中電線の埋設深さは,車両その他の重量物の圧力を受けるおそれがある場所においては 1.2 m 以上,その他の場所においては 0.6 m 以上であること。

ただし,使用するケーブルの種類,施設条件等を考慮し,これに加わる圧力に耐えるよう施設する場合はこの限りでない。

参考文献

更新履歴