設備保全
託送料金制度(レベニューキャップ制度)にて,一般送配電事業者は国からの指針に基づいた事業計画を策定する。 策定すべき事業計画の設備保全計画の中に,アセットマネジメント等の手法に基づく更新投資,修繕の方針が記載されており,高経年化設備更新ガイ…
高電圧機器の絶縁性能を確認するために行われる各種非破壊試験のうちの部分放電試験について説明する。 複合誘電体を有する電極配置に高い電圧を印加すると,電界の強さの大きいところで局所的な放電が生じる。 このような放電を総称して部分放電(partial d…
三相 6.6 [kV] で受電している需要設備に係る「事故・故障および現象」のうち,次に掲げるものそれぞれについて「事故・故障および現象」の状況および発生原因を説明する。 全停電 部分停電 欠相故障 高圧変圧器に係る警報の作動 参考文献 更新履歴 全停電 …
需要設備に設置されているディーゼル式の非常用予備発電装置について,受電電源が停止した場合,当該予備発電装置を正常に始動させるために行う保守点検のチェック項目及び試験項目を,通常点検(おおむね毎月 1 回の点検)と特別点検(おおむね毎年 1 回)…
ガス絶縁開閉装置(GIS)の診断技術に関する記述である。
絶縁油は,油入変圧器や油入コンデンサなどの電気機器に広く使用されており,その主な役割は機器の絶縁と冷却である。 油入機器の内部で異常過熱や絶縁劣化が生じると,絶縁油から発生した分解ガスや絶縁物の劣化生成物が絶縁油に溶け込み,絶縁油の化学的特…
油入変圧器 (Oil-immersed transformer) は運転に入った後,温度,湿度,酸素等により絶縁物が次第に劣化し,それが進行すると,雷サージ,開閉サージなどの異常電圧あるいは外部短絡の際の電磁機械力などの電気的・機械的異常ストレスを受けた場合,破壊す…
重要な電力設備の保全では,時間基準保全(TBM)から状態監視保全(CBM)への移行が進められている。