インターネットは,ネットワークの一部が故障してもさまざまなルートで情報が送れるように構成されている。
この技術をもとに,アメリカ国防総省が開発した ARPANET の運用が 1969 年に開始されている。
ARPANET (Advanced Research Projects Agency Network)
1969 年にアメリカ国防総省高等研究計画局(ARPA)が導入した TCP/IP ネットワークで,現在のインターネットの原型。
核戦争に備え,分散型コンピュータネットワークを形成することが当初の目的だったといわれている。
インターネットのサービスや管理を行う装置として次のような代表的なサーバ機能がある。
DNS サーバ
ネットワークに接続されたサーバには,それぞれ固有の IP アドレスが割り当てられている。
DNS サーバ(Domain Name System Server)は,そのアドレスとドメイン名との変換を行う機能をもつもので,ネームサーバとも呼ばれる。
メールサーバ
コンピュータ間の電子メールの配信や転送を取り扱い管理する機能をもつもので,メール送受信時に,POP サーバは受信に使用されるサーバであり,SMTP サーバは送信に使用されるサーバである。
プロキシサーバ
アクセスを要求するクライアントの代理となってその要求にこたえるアプリケーションゲートウェイ機能や,インターネットサーバへのアクセスがあった場合に以前のアクセス時に蓄積したデータを WWW ブラウザへ送るキャッシング機能をもつ。
参考文献
更新履歴
- 2022年7月21日 新規作成
- 2022年7月22日 Arpanet の説明を追加