配電系統の電力損失を低減することはエネルギー資源の効率的な活用に有効である。
配電系統の電力損失低減策は,以下のとおり。
- 柱上変圧器を重負荷地点近傍に設置する。
- 配電電圧を格上げする(昇圧)。
- 力率改善用コンデンサを設置する。
- 負荷電流の不平衡を是正する。
- 電線を太線化する。
- 回線数を増加する。(複線化,ネットワーク化,単相 3 線式の採用など)
- 低損失の柱上変圧器を適用
柱上変圧器を重負荷地点近傍に設置することによる電力損失低減効果
柱上変圧器を重負荷地点近傍に設置することによる電力損失低減効果について,a. 平等負荷分布(各地点での負荷電流が同じ)及び b. 不平等負荷分布における電力損失を求めることにより,b. が a. より小さくなることを示す方法がある。
参考文献
- 令和元年度 第二種 電気主任技術者 二次試験 電力・管理 問4「配電系統の電力損失低減」
更新履歴
- 2022年10月17日 新規作成