変電所機器・装置の定期点検は,一般的には,おおむね 1 ~ 3 年を点検周期とする点検(本問において「普通点検」という。)及びおおむね 6 ~ 12 年を点検周期とする精密な点検(本稿において「精密点検」という。)に分けて行われている。
その場合の普通点検及び精密点検のそれぞれの目的と具体的な内容を,違いが分かるように簡潔に述べる。
普通点検
機器・装置の機能確認・維持を目的として,主に外部から行う点検である。
機器・装置の運転又は停止状態において,各部の異常の有無についての点検,清掃及び測定器による内部診断,性能試験を行う。
精密点検
機器・装置の機能の維持・回復を目的として,主として分解して行う点検である。
機器・装置の停止状態において,分解し点検,清掃を実施した後,損傷,磨耗,その他異常部分の補修又は基準に基づく部品交換を行い,併せて測定器により更に詳細な内部診断,性能試験を行う。
参考文献
更新履歴
- 2022年10月22日 新規作成