コンバインドサイクル発電プラントを構成する設備のうち,ガスタービンは高温条件で使用されるため,材料の選定,保守には様々な配慮が必要となる。
ガスタービン部品のうちタービン翼など高温にさらされ,かつ高い強度が求められる部分には,鉄(Fe),ニッケル(Ni),コバルト(Co)をベースとした超合金が用いられる。
ガスタービンの部品の劣化・損傷の形態としては,一定の温度,応力条件下において組織材料が時間とともに変化して材料固有の破断時間に達すると生じるクリープ破断や,起動停止が繰り返し行われることで材料に熱的な負荷の増加減少が加わり,熱疲労が生じることによる材料表面の亀裂の発生がある。
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更新履歴
- 2021年12月12日 新規作成