加圧水型軽水炉(PWR : Pressurized Water Reactor)の原子炉出口一次冷却材温度は約 320 [°C] であり,一次冷却材が沸騰しないよう常に約 16 [MPa] の圧力に制御するため,加圧器が設けられている。
例えば,平常運転中に圧力が若干低下した場合には,加圧器内部に設けられたヒーターを使って蒸気量を増やし,圧力を上げる。
沸騰水型軽水炉(BWR : Boiling Water Reactor)の原子炉出口蒸気圧力は約 7 [MPa],温度は約 285 [°C] であり,平常運転中は原子炉圧力が一定となるよう制御される。
例えば,平常運転中に原子炉圧力が若干変動した場合には,自動的に原子炉再循環ポンプの流量や主蒸気加減弁の開度を調整して圧力を設定値まで引き戻す。
参考文献
- 平成19年度 第一種 電気主任技術者 一次試験 電力 問1
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更新履歴
- 2022年6月9日 新規作成