次の文章は,「電気設備技術基準の解釈」に基づく,使用電圧が 154 kV の変圧器を施設する遠隔断続監視制御方式の変電所の建設運用計画に関する記述である。
当該変電所においては,技術員は常時監視せず,変電所から約 3 km 離れた変電制御所で監視制御する。
ただし,技術員は変電制御所には常時駐在せず,変電制御所から 300 m 以内にある技術員駐在所に常時駐在する。
したがって,変電所の監視及び機器の操作は,技術員が技術員駐在所から断続的に変電制御所へ出向いて行う。
また,次に掲げる場合などに変電制御所及び技術員駐在所へ警報する装置を施設する。
- 容量 3 000 kV・A を超える特別高圧用変圧器にあっては,その温度が著しく上昇した場合
- 他冷式*1の特別高圧用変圧器にあっては,その冷却装置が故障した場合
- ガス絶縁機器*2の絶縁ガスの圧力が著しく低下した場合
参考文献
- 令和2年度 第一種 電気主任技術者 一次試験 法規 問2「遠隔断続監視制御方式の変電所の建設運用計画」
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更新履歴
- 2022年8月8日 新規作成