電気設備技術基準の解釈 第169条 特別高圧配線の施設では,次のように定められている。
特別高圧屋内配線は,次の各号によること。
ただし,別に定める電気集じん装置等の施設の規定により施設する場合を除く。
- 使用電圧は,100 000 [V] 以下であること。
- 電線は,ケーブルであること。
- ケーブルは,鉄製又は鉄筋コンクリート製の管,ダクトその他の堅ろうな防護装置に収めて施設すること。
- 管その他のケーブルを収める防護装置の金属製部分,金属製の電線接続箱及びケーブルの被覆に使用する金属体には,A 種接地を施すこと。ただし,接触防護措置(金属製のものであって,防護措置を施す設備と電気的に接続するおそれがあるもので防護する方法を除く。)を施す場合は, D 種接地工事によることができる。
- 危険のおそれがないように施設すること。
特別高圧屋内配線が,低圧屋内電線,管灯回路の配線,高圧屋内電線,弱電流電線等又は水管,ガス管若しくはこれらに類するものと接近又は交差する場合は,次の各号によること。
- 特別高圧屋内配線と低圧屋内電線,管灯回路の配線又は高圧屋内電線との離隔距離は,60 [cm] 以上であること。ただし,相互の間に堅ろうな耐火性の隔壁を設ける場合は,この限りでない。
- 特別高圧屋内配線と弱電流電線等又は水管,ガス管若しくはこれらに類するものとは,接触しないように施設すること。
参考文献
更新履歴
- 2022年4月25日 新規作成
- 2022年8月27日 参考文献に「令和4年度 第二種 電気主任技術者 一次試験 法規 問3」を追加